Choop!
paasaa thai!

タイ語の基本的なことについて

タイ語の発音


日本語との大きな違いはまず母音の数です。日本語が(あ・い・う・え・お)の5種類に対して、タイ語は9種類もあります。そしてそのそれぞれに対し2種類、長母音、短母音。つまり長く発音したり短く発音するものがあります。

このページでは、カタカナ表記でタイ語を記入してあります。しかし残念なことに日本語のカタカナでは正確なタイ語の発音を表記できません。
そこで、ここでは簡単に説明させていただきます。



母音


タイ語の母音は、上記の通り9種類あります。そのうち日本語と同じ発音はアとイの2種類しかありません。残りの音は、ウに近い音2種類、エに近い音2種類、オに近い音2種類、ウとアの中間に近い音になります。



二重母音


上にあげた母音を2つ続けるものですが、発音的にははじめの音を強く長めに発音し、後に続く母音は添える感じで発音するものです。

イーァ ウーァ等



子音


タイ語の子音は、全部で21種類あります。


無気音


カ、チャ、タ、パの音を発音の際、息が漏れないようにする音です。
日本人は少し苦手な音なので意識することが大切です。
意識しないで発音するとたいてい有気音の発音をしています。



有気音


無気音とは逆に、勢いよく息を伴った音。



末子音


母音の後にくる子音、日本語の、一回、一対、一般の発音で、それぞれ「一」を発音したときの口の形に注意してください。

「一回」は、口を閉じずに、つまる音を出す。この口の形が、kの末子音です。

「一対」は、はの裏側に舌をつけた状態で止める。これが、tの末子音です。

「一般」は、次に続くpを発音するために、口が閉じた状態です、これが、pの末子音です。


声調


声調とは、音の高低や抑揚のことです。英語は基本的に音の強弱で抑揚をつけますが、タイ語では、音の高さで抑揚が付きます。
声調には次の5種類があります。

(1)平声・・・普通の声の高さでまっすぐ発音します。
(2)低声・・・低い声で高さを変えず発音します。
(3)下声・・・高い音から低い音にいっきに下げて発音。
(4)高声・・・高い音からさらに少し音を上げて発音します。
(5)上声・・・低い音から徐々に高い音に上げて発音します。

例えば、「マー」だと、平声で発音すると「来る」という意味に、上声だと「犬」、高声だと「馬」というように意味が全く異なります。

このようにタイ語でコミュニケーションするには、日本語にはない母音、あまり日本語では意識しない末子音や声調が重要な位置を占めます。つまりカタカナだけでの学習では、実際話したときに全く通じない。または、誤解されるということになります。

次のページでは簡単に文法についてふれてみましょう

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